今話題のWiMAXとポケットWi-Fi。どちらも同じだと思っている方が多いようですが、実は別モノなんです。
今回は、そんなWiMAXとポケットWi-Fiの違いについてご紹介していきます。
通信方式
パソコンやスマホを無線環境にすることができる、というのはどちらも共通のことですが、まず根本的に通信方式に違いがあります。
WiMAXは、イーモバイルやソフトバンク、ドコモなどが出しているポケットWi-Fiとは違う独自の通信方式を採用しています。
これがWiMAXとポケットWi-Fiを分かつ1番の違いになります。
通信速度制限
ポケットWi-Fi
イーモバイルやドコモなどが提供しているポケットWi-Fiには「通信速度制限」があります。
この通信速度制限とはどういうものかというと、月間でデータ通信量が7GBを超えた場合、月末まで通信速度が最大で128kpsとなるというものです。正直、この速度でインターネット通信をおこなおうとした場合、Yahoo!のトップページを表示するのにも十数秒……下手をすると数十秒もの間待つことになります。アプリを起動させるなんて、本当に苦痛以外の何ものでもありません。途中で通信エラー扱いとなり、もう一度起動し直す必要が生じる場合もあるくらいです。それほど、128kpsという速度は遅いということです。
WiMAX
WiMAXはポケットWi-Fiのような通信速度制限をおこなっておらず、スマホやパソコンをかなり使用するということであれば、WiMAXの方がオススメだと言えます。
エリア
ポケットWi-Fi
幅広いエリアで提供されています。WiMAXよりも以前から発売されている通信機器であるため、エリアが広いというのは当たり前かもしれませんね。
ただし、山間部などの人口が少ないエリアに関してはまだ対応していないところもあります。
WiMAX
ポケットWi-Fiに比べると、提供しているエリアが狭いです。順次拡大していっていますが、まだまだポケットWi-Fiに比べるとエリアは圧倒的に狭いと言えるでしょう。
屋内における電波の強さ
ポケットWi-Fi
WiMAXに比べると繋がりやすいという声が多いです。
WiMAX
屋内になると、電波が弱まることがあります。その際は、WiMAX本体を窓際に置くなどの措置を取ることで、電波の弱まりを軽減することもできるようです。